• 移植前に知っておくこと
  • 移植の種類による違い
  • 提供の条件
  • 腎臓提供に伴うリスク
  • 費用負担について

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移植の種類による違い

腎臓移植は、腎臓の提供がなければ行うことができない医療です。また提供される腎臓の状態によってその結果が大きく左右されます。腎臓移植には生体腎移植と献腎移植とがあります。

生体腎移植の利点と問題点

生体腎移植では提供される腎臓の障害が少なく、移植された腎臓の生着率(透析治療から解放される割合)が優れていることが最大の利点です。また日本臓器移植ネットワークに登録して何年も待機する必要がありません。あらかじめ計画された手術であるため、安定した状態で、十分な準備のうえで行うことができます。

問題点としては提供者の術前検査麻酔腎摘出手術など、提供者の安全性の問題があげられます。十分な準備と万全の体制のもとで、提供者の安全性を保障すべく最大限の努力がなされなければなりません。また腎臓が1個になることの長期的な安全性を保障するためにも、術前の検査および術後の定期的な受診(1年に1回程度)が必要です。

献腎移植の利点と問題点

死後に腎臓が提供される献腎移植では、提供者への負担という点では生体腎移植に比べて優れているといえます。しかし提供される腎臓の障害の程度によっては、移植後その機能が十分に発揮されないこともあります。そのため腎臓の生着率は、生体腎移植に比べて多少劣ることは事実です。また腎臓の提供が不足しているため、日本臓器移植ネットワークに登録した後、何年も待機しなければなりません。さらに緊急の移植手術のため、検査と準備を行う時間的余裕が制限されざるをえません。