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移植後の経過

移植後の治療と経過

生体腎移植ではふつうは移植直後から大量の尿が出るため、しばらくは点滴で水分を補給します。献腎移植の場合、生体腎移植でも直ちに十分な尿が得られない場合は、移植腎の機能が回復するまで透析治療を続けます。手術後2〜3日は安静にしますが、通常は翌日から水分・流動食が開始され、2〜3日後はお粥・普通食がとれます。また数日後には歩行が可能となります。

拒絶反応を予防するための免疫抑制薬と感染予防のための薬を服用しますが、頻繁に腎機能薬の血中濃度サイトメガロウイルス(CMV)抗原血症のチェックのための血液検査を行います。また移植腎の血流をモニターするために、移植腎の超音波検査を行います。

腎機能が安定し、感染症などの合併症がなく、全身状態が安定していて、免疫抑制薬の定期的な服用が可能であれば、いよいよ退院です。患者さんによっても異なりますが、通常は移植後1ヶ月前後で退院となります。

移植後の合併症

移植後の経過は、移植後3〜4カ月までの導入期(急性期)と、それ以降の維持期(慢性期)に分けられます(もっと詳しく知りたい方へ)。導入期には拒絶反応が起こりやすく、大量の免疫抑制薬が投与されます。このため免疫力が低下して肺炎などの起こりやすい時期です。移植後の合併症のうち最も重要なものは拒絶反応感染症ですが、その他にもさまざまな合併症が起こる可能性があります。

これらは1.免疫抑制薬に関連するもの、2.移植手術に関連するもの、3.その他の合併症に分けられます。またこのほかに、たまたま入院中に他の病気が起こる4.偶発症があります。